らっぱとわたしのドイツ留学

ドイツの暮らしをつづっていきます。毎日がカルチャーショック。

イッヒリーベと言わないの?

ドラマを見てました。

最近はコメディなんか見たりしてます。

 

まあでも海外のドラマ見てて思うのは、

恋愛までのステップが劇速いこと!

 

え、そこで恋生まれちゃう???

その年の差でそんなに簡単に対象に入っちゃう??

 

みたいなこと多数です。

 

普通に出会って見つめ合った次には相談事をして、次に見つめ合ったらキス、みたいな!

そしてその次にディナーデートしたら甘い夜、みたいな!

 

果たして日本がシャイなのか海外がオープンなのか…(*⁰▿⁰*)…笑

 

 

で、本題ですが

 

いつもの感じで出会って3日で彼氏彼女になった男女がハグしてキスしたところで男性が

 

イッヒリーベディヒ

Ich liebe dich

(君を愛してる)

 

って言ったんですよ。

 

私的には、

カップルなので何の違和感も感じなかったんですが次の瞬間女性が

 

Waaas!!??(はあーー!!??)

 

って不快そうな顔で仰天!!

コメディなのでそこでスタジオ(?)からの笑いまで起こるんですが、私は何に笑ったのか分かりません。

 

 

何なんでしょうねこれ?

次に男性が慌てて言ったのはこんな感じのことです。

 

「いや、違うんだ。ごめん。いや、確かに出会ってそんなに経たない男女がリーベってのは言わないよね。ごめんよ。」

 

なるほど、イッヒリーベディッヒは日本語訳こそ「愛してる/ 好きだ」ですが、日の浅い彼氏彼女の間では言わないようです。それどころか言ったらキモいと思われるのがどうやら普通のような空気です。

 

日本でも言う人は少ないけど、付き合ってるのに愛してるって言って嫌な顔されるようなことはあまりないはず。

 

使い方が違うんだなー、

と思って流れたまた後日。

別のドラマを見てました。すると、

 

長年知り合いで、数週間前にきっかけがあって再会、そこから一気に急接近して何度も夜を共にした男女です。

 

クリスマスにいい感じになってハグをして、男性が

イッヒハーベディヒリーベ

(直訳: 君に愛情をもっている→愛してるよ)

 

と言いました。

すると彼女の反応はまたちょっと微妙で、

 

……ダンケ(ありがとう)

 

とだけ言います。

そしてその後で彼女が悩んで友達に相談したのはこんな感じのことです。

 

あたし、彼がリーベって言ってくれたのに何も答えられなかった。ただありがとう、とだけ言ったのよ、私ってサイアクだわ!

でも自分が本当に彼にリーベを感じてるのかどうかがまだ分からないのよ…。

 

と。これは別に彼女が彼のことを好きでなくなったとかではありません。カップルとして最高の時間を過ごしていて、彼に満足していることを彼女はそれまでに話しています。

 

ということは、リーベは単に好きのひと言では収まらない大きな好きを意味しているようなのです。

 

真実の愛✨、的な?

それは真剣過ぎですかね?笑

 

少なくとも日本で言う愛してるとか、好きとかよりも深い愛情に対してだけ

リーベ

という言葉をトクベツに使えるように感じました。

 

私はてっきり今まで

イッヒリーベディッヒは恋人以上なら誰でも普通に言うと思ってました。

愛してる、って意味のドイツ語で1番有名ですし!

 

そしてさらに思うのはリーベを使う文章ですが

イッヒリーベディヒ派と

Ich liebe dich

イッヒハーベディヒリーベ派がいる!

Ich habe dich Liebe

 

そして後者圧倒的に多い!!※私調べ

 

あっぶない危ない、

恋人出来たらイッヒリーベディヒで相手を引かせるところでしたよ!恋人いないけどね!!

 

新しい発見でした。

 

 

ちなみに

 

クリスマスの方の話の男性、

リーベを使う前までは「大好きだよ。」を

 

イッヒハーベディッヒゼアゲルン

Ich hab dich sehr gern

 

と言い表してました。なるほどー、ゲルンか!

それなら彼女も嬉しそうに受け入れていました。まだ結婚など真剣に考えないお付き合いではゲルンgernとか、メーゲンmögenを使うのが一般的なんですね!

 

使う機会が今後あるかどうかはともかく(笑)

勉強になりました。

 

そんな今日です。おやすみなさい。グーテンナハト!