らっぱとわたしのドイツ留学

ドイツの暮らしをつづっていきます。毎日がカルチャーショック。

自分をオープンにするメソッド本があるらしい-ずっとやりたかったことを、やりなさい

YouTubeジブリ解説おじさんこと岡田斗司夫のチャンネルをそこそこ観てるんですが、そこでおじさん()が面白そうな本を紹介していましたので受け売りですが少し紹介兼ねてやってみたレポです👀

この本は理性的に教育された自分からオープンな自分を引っ張り出すための方法が具体的に綴られた本で、オリラジの中田さんのチャンネルでも紹介されていてそっちなら本を丸ごと無料(岡田斗司夫さんは半分まで無料)で解説配信しているので気になる方はどうぞ(*・ω・)ノ旦

岡田斗司夫切り抜き(前半のみ無料)
https://youtu.be/p9pu9pkCdoQ
岡田斗司夫の書斎
https://youtu.be/orFhHffn1XM

中田敦彦YouTube大学(前半)
https://youtu.be/wrtj6URZkMs
同じく(後半)
https://youtu.be/r-CuKZjl4Sg


🧚‍♀️ざっと基本情報ですん🧚‍♂️
ジャンル: 自己啓発
作者: ジュリア・キャメロン
タイトル: ずっとやりたかったことを、やりなさい。
タイトル(原語): The artist's way
出版年: 1992年

この本の何が良いかというと、岡田斗司夫さんと同意見でちゃんとステップがこと細かに指定されていることです
しかも、割とすぐに効果を実感出来てしまう…!

それに私は音楽家志望なので、元のタイトルThe artist's wayから考えると私にはダイレクトに役に立つし、他にも感性を大事にしたい方や、意外なことに中田さんいわく退職後の第2の人生を歩む方にもぴったりだという話です(ほう…!)


というのも、人はちょっと理性が強すぎると。

creepy nutsの「かつて天才だった俺たちへ」ではないですが(知ってる同志の方いますか?私、好きなんですが…笑)
小さい頃好奇心に沿ってワクワク毎日を生きていたはずの我々は、15歳辺りから周りを気にして感性や直感に従うことにやや過剰なブレーキを掛けている、というのが作者の意見です

だから自分の中でがんじがらめにされて動けなくなってしまっているアーティスト的な自分を自由にする習慣を始めよう、
そしてそれによって新しい自分に出会える喜びを見つけませんか、という本です✨



この記事は「とりあえずやってみましたレポート」のつもりなので早速本編のステップを紹介します

自分を再発見するためのステップは以下の4つです!

1.モーニングページ
2.アーティストデート
3.ソロウォーキング
4.メモワール

順に見ていきましょう

1.モーニングページ
いわゆる朝の日記です。ただし細かい指定があり、
・A3の紙に3ページ書くこと
・朝いちばんにすること
・内容は何でも良いがノリよく
・絶対に誰にも見せない

というルールです。

というのも、紙に文字を書くくらいが人間にとって馬力を出すには丁度良い頭の回転の速さらしいです
そして朝ご飯よりも顔を洗うよりもまず起きてすぐに書く、と。
(A3を3ページって結構長いですよ〜!)
私の場合はドイツ語の勉強がしたいのでこれ全部ドイツ語で書いちゃって一石二鳥にしてます🕊

ノリ良く、というのは自分の提案をなるべく否定しないという意味です。しっかりと自分に対してポジティブに書くことで新しい自分が出てきやすいようになる仕組みなんだとか
そして見せたくなっても決して誰にも見せてはならないそうです(本当に何でも書くならそりゃあそうするべきですよね)

私はこれを毎日…と思うとちょっと大変なので、「とりあえず3日やってみようかな!?」という気で始めました笑


2.アーティストデート
週に1回1時間は、遠足や冒険に出るという習慣です
といっても何するの?という話なので、まずは子供の頃やってみたかったことやまだやったことがないけれど興味があること、普段しないことなんかを10個挙げます
そしてそれに関する遠足や冒険を毎週1時間はしましょうというのです
ただし、単独行動です!完全に自分のためでないといけないので親友も家族もペットもこの時ばかりは離れてもらって自分の時間を発見することに集中しましょう

例えば(そういえば子供の頃工作好きだったよな〜)と思ったなら100均で材料揃えて何かしら作ってみるとか
ただし「現地に行く」ことが大切だということなので何を作るのかは家で考えて決めるのではなくホームセンター等普段行かない場所であれこれ眺めて決めるのが良いかもですね🌱

他にも初めてドイツに来た日に降り立った空港にわざわざ行って大事な"あの日"に少しだけ触れてみたり…いつもしない体験、聞いただけでドキドキワクワクします💓

だからデートなんて名付けたんでしょうかね笑

3.ソロウォーキング
こちらは何ともないようで意外とやっている方は少ない、要するにひとり散歩です
こちらも単独行動が絶対で、何か目的があってもいけないとのことです

週に2回20分、とこれは結構イケるのでは?と思いました
自分に何もない時間をプレゼントして、ぶらぶら歩きながら心の中の新しいアイデアや気づきに耳を傾けてあげよう、という素敵な習慣です

実はここドイツの人は節約家が多く、お財布にも優しく心が落ち着くお散歩というのは習慣にしている人が多いです
(だって、ちょっとそこまで歩こうって誘われたら30分は歩くんです!!笑)

なので歩く公園も結構あるし私は環境が整っているので楽に続けられそうだなーと思います

4.メモワール
最後は自分の人生のおさらいです
年齢を12分割してそれぞれに分けて振り返ります(24歳なら2年ごと、0〜2歳の頃は…とかそんな調子)

まあ0歳の記憶なんて後から知った情報以外(両親の若い写真とか、住んでた場所とか)無いんですが、思春期の頃になるといっぱいあると思います
何に関心があったか、誰を好きだったか、どんな音や肌触りを覚えているか?何をするのが好きだったか?
そうやって敬意をもって自分の歩んだ人生を振り返ります📗👣🌸



さてステップは以上なのでレポです!

まずお試しということで3日やってみました
とにかく習慣にするんだから忘れちゃ仕方がないということで、まずはこの4ステップを書いたメモ用紙を机に常に置いておきました

そしてモーニングページのために寝る前には机にノートとシャーペンを開いて置いておきます(#これで忘れない)

書いてみて1日目から思ったのは、「思ったより長い…!」ということと、「なんか書いたらスッキリした」ということです
最近は悩みが多かったので愚痴でも書き殴っていれば一瞬だろうと思ったのですが、(うーん他に何書こう?)となってもまだ1ページ残っていて不思議🤔でした
そしてその分吐き出した感があって、書き終わった後悩みに対して頭が少しだけスッキリ、むしろ少しポジティブになっている自分がいて効果を実感しました

単純ですが前向きに1日を始められるって、(もう既に人生勝ち組に傾いてるのでは?)なんて思ったりします(本当に単純)


次にアーティストページですが、
書き出したやりたいこと・やったことないことは最初悩みますが出てくるとポンポン書けるもので10個より多くなりました🤣

何をするかの仮の案と共にメモしています📝
チョコのパティシエー?
保育士ー図書館で資格勉強、子供眺めに保育園や幼稚園前の公園に行く
作曲ー作曲家にまつわる場所(メンデルスゾーンの墓)に行く、カデンツァつくる
工作ーホームセンター行く、材料揃えて作ってみる
ベルリン観光ーあえて教会の観光ツアー参加したり観光バスに乗る
絵を描くー景色の良いカフェでスケッチする、美術館に行く
植物博士ー公園で植物写メる、それを図書館で調べてファイリングする
Sバーン一周の旅ーリングバーン(環状線)に延々と乗ってぼーっとする
空港マックーテーゲル空港へ行きマックを頬張る、初めてベルリンに来た日を思い出す
ダンスー?
大恋愛ー?機会があれば、でもハマったら困る
乗馬ー乗馬場を見学、最悪動物園で馬を観察
彫刻家ーやり方を調べて木片に模様掘るくらいはする
アインシュタインー彼の暮らしを調べてなりきって同じ生活してみる

考えていて思ったんですが、私はすでに人生でやりたいことはこまめに消化していました笑
というのも両親が忙しくほぼ家に居なかったので子供の頃からある意味やりたい放題だった訳です🤣(怒られずに飽きるまでゲームしたい!とか、こっそり歌手みたいに歌う練習したい!とか、大人っぽくワイン※のつもりのファンタを片手に夜空を眺めて静かに年を越したい!とか。馬鹿ですよね笑)

これはとりあえず作曲だけやりました
やれば意外と何かしらは出来るもんなんだな、と気づいて嬉しかったですがちょっと時間掛かりました💦
でももっとやりたい!続けたい!と思うくらいには楽しい挑戦でした

でもやっぱりこれからも1つにつき1時間では済みそうにないです🤔笑


ソロウォーキングは楽勝と思ったのですが、案外時間を取ろうと思って取らないと全然やらないことに気付きました笑
でもひとたび天気が良い日にゆったり歩くと20分では収まらず、頭の中の雑念がフッと荷物を降ろすように消える感覚が分かりました(バイトとか出ると復活してしまうんですが…)
その後に脳みそに色んなアイデアが降りて来やすいゴールデンタイムがよく訪れるのは偶然ではないのでしょう

それだけ人って普段気付かないうちに色んなことに「気を配らなきゃ!」って思っていて、悪く言えば気が散ってるってことなんでしょうかね🤔?

とりあえず気持ちが良いですし、色んな偉い人(あと大作曲家たち)も散歩は大事というらしいので説得力があるようなないような…笑

まあ、自分に合わなきゃ別にやめればいいですもんね!#極論


さてあっという間に最後、メモワールです
これは簡単で、夜ベッドに入ってから寝るまでフワーっとやっています
実は素直に打ち明けると、頻繁に手が出たり無視したり色々あるタイプの親だったので心が冷えるような思い出ばかりなのですが😅
悩みが多い時期のことも今のところ無理やりポジティブに敬意を向けて振り返っています#でも誰にだってそういう時期はあるはず
大学生になった辺りの時期からは振り返るのが楽しいし、最近のことなので色んな思い出が残っています

それからついでにこれから未来でこんな思い出が増えると良いなぁとか考えると嬉しいしワクワクします(※早く寝ろ)


そんなメモワールに関してのみまだあまり効果は感じていませんが、モーニングページ、アーティストデート、ソロウォーキングと他の3つは開始3日にして私を前よりはポジティブなアイデアマンに導いてくれているのがそれなりに実感出来ています

これを例えば1年きっちり続けたら、当たり前ですがフットワークが軽く挑戦好きになれるだろうし、経験も知識も必ず豊かになると思います(毎週出掛けるしそれを振り返ったり考えを深めたりすることになりますからね…🤓)

だから適当にそれっぽいこと並べているんではなくて、きちんと段階や通り道を考えて組み立てられた構成なんだなと感じました
ちなみに中田さんはこの4ステップは「最強の布陣」だと絶賛でした!


面白いのでまだもう少し続けてみようと思います
3日出来たので次は1週間目指します🌱🐌

もちろん本業があるので練習に支障が出ない程度にしますが…例えば3月からはランニングを徐々に再開するので、ウォーキングは週1に減ると思います


ついでのついでですが、「アーティスト」として1つ付け加えたいことがあります
それは人前を経験する習慣です

この本は外国出版なので読み手はすでに授業等平気で発言や討論できると著者は思っていてノータッチなのだろうと思うのですが、
私たち日本人ってソレ苦手ですよね?

私は緊張して本番で震えたり初対面のネイティブとドイツ語で会話すると全然会話の内容が覚えられなかったり…💦

でもアーティストって依頼に合わせて老若男女の前に出てパフォーマンスをキメてお金を頂くのが仕事なのでこれではマズいです
会社のプレゼンがある方や、人前で堂々と意見を言えなくて悔しい思いをする方もメディアの傾向など見ていても必ず相当数いるはずです
だからこそ感性をオープンにする4つの習慣の延長線上に、その感性を人にしっかりと伝えるためのステップを付け加えたらもっと素敵だと思うのです…!


私が思うに緊張を蹴散らすには、小さな成功を重ねて慣れることだと思います

なのでまずはお店で「この料理のコレがこうで美味しかったです」とか「このお店は最近から通っているのですがいつ頃から開店していましたか?」とか、気持ち長めの感想を伝えたり余計な質問したり、とにかくチャンスがあればいつでも初対面の相手と話をする練習をねじ込むのが良いかなと思います🤣

優しそうな相手や暇そうな時を選べば接客業の人間って基本フレンドリーなので失敗する方が難しいと思いますし
最悪の場合「アッちょっとトイレに…」とか「ナルホドーそれではお会計お願いします」とかでサラッと逃げることも出来ますし🤭


もしくは少し目立つけど迷惑はかけないことを人前ですることも良さそうです
例えば散歩中人通りがある道の端で立ち止まって無意味に木を10秒見上げるとか、道を急に引き返すとか…知らない人が見ている目の前でというのがミソで、さらに人からすればどうでもよいことなので止められる訳でもなく失敗もほぼ無いです
※ですがくれぐれも迷惑の掛かる行為はやめましょう

そうやって"ミニ人前ポイント"を貯金して、ちょっとずつ難易度の高い挑戦に交換していくー最終的には人のいる路上でキャンバス広げて絵を仕上げたり、会議で注目を集めて資料をもとにドキッとする提案をしたりーどんな時や場所でも自分に集中できるスイッチが出来ると同じ実力でも絶対に成果を出しやすいはずです

私はこれもアーティストデートに付属させて挑戦していきます(普段行かない場所でなら失敗してもきっと大丈夫…なんて笑)



という3日目までのレポでした!
気が向いたら続きのレポも書きます

いつも温かい読者の皆様、今日もありがとうございました😊🌿
それでは、また。チュース!